こんにちは、花籠陰陽堂 花籠(はなかご)です。
先日の満月(フラワームーン)、美しかったですね。
最近引っ越しをして高い建物が少ない土地になりましたので、お月様がよく見えて嬉しいです。
さて、今回はわたしが使用しているTHOTO TAROT(トート・タロット)というタロットカードについてお話しいたします。

THOTO TAROTとは
タロットカード、と一言に言っても現在では様々な種類のタロットが使用されています。その中でも代表的なタロットデッキは三種類です。
一つ目は、ライダー版タロット。
世界中で広く愛されているタロットです。タロットと言えばこのカードの絵柄を思い浮かべる方が多いのではないかと思います。
ライダー版のデザインは、19世紀にイギリスで生まれた魔術結社「黄金の夜明け団(ゴールデン・ドーン)」に所属していたアーサー・エドワード・ウェイトが、パメラ・コールマン・スミスに描かせたものが元となっています。
その為「ウェイト版」と呼ばれることもあります。
二つ目は、マルセイユ版タロット。
ライダー版と並び有名なデザインのカードで、フランスのマルセイユが発祥。
小アルカナがシンプルなデザインで、初心者でも使用しやすいカードと言われています。
多くのカードのルーツとなっており、復刻版などもたくさん作られています。
三つ目が、トート・タロット。
イギリスのオカルティスト アレイスター・クロウリーがデザインし、画家フリーダ・ハリスが描いたタロットです。
名前は、古代エジプトの知恵と魔術をつかさどる神 トートから由来しています。
5年という歳月をかけて作成されたデザインなのですが、カードとして出版されたのはクロウリー没後22年のことでした。
ウェイトと同じ「黄金の夜明け団」に所属していた時期があるクロウリーは、トート・タロットにもその教義が反映されてはいるのですが、
コートカードにキング(王)がいなかったり、大アルカナでは名称変更されているカードが6枚もあったり、正位置逆位置という概念がなかったりなど、他のカードとは異なる点がいくつもあります。
また、クロウリーが世界中を旅して得た豊富な魔術的な知識がこのカードにはふんだんに盛り込まれており、カバラ・占星術・錬金術・神話・易・数秘術・ジオマンシー(土占術)などの象徴がカードのデザインとしてたくさんちりばめられています。
非常に緻密で難解なカードですが、絵柄の美しさから様々なインスピレーションが生まれるので、カードと交流を図れれば、リーディングやチャネリングをする際にとても助けになります。
わたしにとっては非常に愛着のあるカードです。

リーディングについて
わたしがリーディングをする際に気を付けていることがあります。
生死・病気・寿命・妊娠など、命に係わること。
ギャンブルや受験など、「当てる」ことにフォーカスしたこと。
あとは、未来のこと。
上記3つのことは、視ないようにしています。
理由はなんとなくお分かりいただけるかとは思うのですが、
どの世界も全て存在はしているので、わたしがある一つの可能性を示したとしても、おそらくそれとは異なる方向に進んでいくからです。
お伝えすれば、どうしたって意識もするでしょうし、行動も変わるので当然だと思います。
ですので、カードを引く前は自分がどのような道に進みたいのか明確にした上で、そうする為にはどうしたらいいのかというアドバイスをカードに聞いて引いていきます。
あとこれはわたしの場合だけだと思うのですが、決まったスプレッド通りに引きません。
引く時は1枚~3枚、多くても5枚くらいです。
ただしカードを選ぶ時は必ず左手で、引きたいと思った数だけ引くようにしています。
カードの意味そのものを伝える場合もあれば、カードから伝わるインスピレーションを直感で伝える場合もあります。
正位置逆位置がトート・タロットには無いので、出たカードがそのままの意味なのか、それとも全く反対の意味なのかは、読み手側に委ねられるのです。
Twitter(@hanakago930)でも【花籠さんのタロットつぶやき】としてトートタロットを用いたその日のリーディングを載せていく予定です。
ご興味ある方は覗いてみてくださいね。
イマジネーションや直感の力を鍛えるのに、カードはとても有効です。
友人を一人一人増やすような感覚でカードに触れてみると、カードもそれに応えるように、よりシンプルに訴えてきます。
今後メニューとして打ち出していく予定にはしておりますが、まだ少し先になりそうです。
なにかご質問等ありましたら、花籠までお問い合わせください。
