自分の行動と意識で、陰陽五行の偏りを知る方法

こんにちは、えんじゅです。
さて、皆さんは自分のことをどれくらい分かっているでしょうか?
もちろん、完全に分かる人はいませんし、分かったところでどうなるかは分かりません。
しかし大切なことは、自分を知ろうとする過程で見えてくる、自分の生き方のクセを知ること。
陰陽五行はそれらを助けるヒントとなるかもしれません。
陰陽五行のエレメント

陰陽五行思想には、5つのエレメントと、2つの陰陽があり、それらの組み合わせで万物の現象を定義します。
詳しくはこちらの記事「心と体のバランスを保つ①五行思想の基本的な考え方」参照となりますが、五行にはそれぞれ相生(そうしょう)・相剋(そうこく)という活かす関係と、抑える関係があります。
また、それらの五行には陰陽があり、それぞれ内側に向けた働きと、外側に向けた働きがあります。
また、人にはそれぞれ「氣質」というものがあり、自分のエレメントにある程度の偏りが備わっています。

生き方のクセ

生まれながらに持っている氣質に加え、育った環境、交友関係などによって、その五行バランスは変化していきます。
それは、生き方のクセというもので、例外なく全ての人に備わっています。
生き方のクセを、
どのように見て、
どのように感じ、
どのように行動するか、
によって、自分のクセが、長所になるか、短所になるかが変わってきます。
キーポイントは、
己を知って、自己肯定する
ということです。
己を知る
自分はこういう人間なんだ
そうなってしまうのはこれが理由だから
という自分の中のプロセスを知ることで、ある程度の流れを知ることが出来ます。
自分の陰陽五行バランスがどのように偏っているのかを意識すると、どの部分に意識すれば良いのかが見えてきます。
陰陽五行はそのプロセスを知るヒントとなります。
陰陽バランス | 症状 |
---|---|
陰に偏る | 意識に偏って、行動が乏しい |
陽に偏る | 行動に偏って、中身が空っぽ |
五行バランス | 執着する対象 | 抑える | 育てる |
---|---|---|---|
木に偏る | スキル、知識 | 土 | 火 |
火に偏る | 情熱、目的意識 | 金 | 土 |
土に偏る | プライド、経験値 | 水 | 金 |
金に偏る | 物事のジャッジ、見た目 | 木 | 水 |
水に偏る | 奉仕、全体意識 | 火 | 木 |
自己肯定

ここでの陰陽五行はあくまで、自己分析するためのツールです。
本題は、自分の生き方のクセをどう見つめるか
です。
まず、自己肯定感という言葉をご存知でしょうか?
自己肯定感(じここうていかん)とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉である。(中略)現在、これらの言葉は多義的に用いられることが少なくなく、結果としてあらゆる肯定的な心理的要素を表現する包括的名称となっているという指摘がある。
出典: 自己肯定感(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
上記にもあるように、
自らの在り方に積極的に評価できる感情
自らの価値や存在意義を肯定できる感情
という、感情のことを指します。
感情は、あなた自身の内から湧いてくるものです。
自分が良し、と思えれば、それで良いのです。
ただし、気をつけなければならないことが一つ。
それは、
自己正当にならないようにすること。
自己正当化は、人が認知的不協和に遭遇したとき、または人の行動が自分の信念と矛盾する状況に遭遇したとき、その人が行動を正当化し、行動に関連する負のフィードバックを拒否する傾向を説明します。
出典: 自己肯定感(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
要約すると、
相手の信念・善意が、自分のものとは違う、
となった時、
自分の行動で以って相手を拒否する
ということです。
他社の意識や、行動
ここに落とし穴があるわけです。
あの人はこうだけど、自分はこうだから大丈夫
相手ありきでしか、自分を肯定できない状態は、まさに自己正当化に入っています。
自分の弱さを見つめ、必要であれば強化し、不要であれば手放す。
これが自己肯定を強めるポイントとなり、そのための自己分析です。
意識と行動
陰陽は表裏一体。
意識は陰、行動は陽。
しかし陰陽は完全二極ではなく、陰中の陽、陽中の陰など、移り変わりと、そのバランス感覚が必要です。
感覚を磨いてよく思考し、
思考と行動の経験を自身にフィードバックし、
培った知恵で美学を養い、
拡がった世界感で他者と協調し、
たくさんの人と感覚を磨く。
そうやって、人の為に、自分の為に動くことで、自然と輪は螺旋となり、上昇していきます。
陰陽五行は相対的なものなのです。
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