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生活をするということ~陰陽五行の考え方で見るライフワークバランス~

こんにちは、えんじゅです。

さて、皆さんは「生活」をしていますか?

「生活できていますか?」ではありません。
「生活していますか?」です。

どういうことなのか、頭を抱えてしまう方も多いのでは? でもこれ、とてもとても大切なことなのです。

というわけで、今回は「生活」をすることの大切さを紐解いてみましょう。

生活とは?

そもそも「生活」の言葉の意味は何でしょう?

広辞苑によると、

・生存して活動すること、生きながらえること
・世の中で暮らしてゆくこと

とのこと。

また、Wikipedia「生活」によると、

生活とは基本的に、命をつなぎ活動することであり、また生きながらえるために行う様々な活動である。

とあります。

上記を踏まえて、再質問します。

「あなたは、生活をしていますか?」

ここで素早く、「はい!」と言える方は、もうこの記事を読まなくても大丈夫ですね。でも大半の人は、「どうだろう?」となっていることと思います。そしてその悩みの多くは、「生活をする=お金を稼げている」、という、お金を基準に考えているからではないでしょうか?

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お金と生活の関係性

確かにお金は大切です。現代社会においては、お金がなければ、前述の「生存して活動」することも、「生きながらえる」ことも出来ません。お金を稼ぐことは、必要なことです。

そして、ここでパラドックスが発生します。

あなたは、「生きるために、お金を稼ぐ」が、「お金を稼ぐために、生きる」に、すり替わっていませんか?

陰陽五行的なものの見方で見てみましょう。

この「仕事」と「生活」と「お金」はそれぞれお互いを生かしあう(相生)の関係があります。

・仕事をすることで、お金は生まれます。
・お金があることで、生活が生まれます。
・生活があることで、仕事が生まれます。

さて、どうでしょうか? 大半の方は3つ目のものを疎かにしているのではないでしょうか? ここが「生活するために、仕事を生む」になってはいませんか?

「生活があることで、仕事が生まれる」のであれば、その逆もまた然り。

「生きるための活動」さえ、しっかりしていれば、勝手に仕事が生まれ、お金が生まれるのです。

また、五行思想にはお互いを抑えあう関係(相剋)もあります。

・仕事をすることで、生活が抑えられます。
・生活をすることで、お金が減っていきます。
・お金を使うことで、仕事が剋されます。

またしても、この3つ目の行でつまづきます。「仕事が剋される」とは、仕事をする質量(時間、精神力)が侵される状態のことです。お金を使えばその反動で、仕事の量が増えて仕事に対しての時間的、精神的負担が増える、ということです。

これらの関係を理解しながら、もう一度「生活」について考えてみてください。

「生活」というのは、もともと、命をつなぐために活動することを指しているので、仕事をして生きている以上「生活をしている」とも言えるわけですが、大切なことは「生きるための活動として仕事をする」ということであって、「生きるために仕方なく仕事をする」ではないということです。

前述した「お互いを生かす関係」「お互いを抑えあう関係」がスムーズな矢印になっていることが、平衡(バランス)が取れている状態で、望ましい「生命活動」と言えます。

では、どうすればこの平衡(バランス)が保てるのでしょうか? 私が実践している、いくつかのコツを紹介しましょう。

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生活の平衡を保つ4つのコツ

① ルーティンを作る

仕事や趣味以外のことに、時間を費やしましょう。
起きる、着替える、料理をする、お風呂に入る、部屋の掃除をする、など、やることはたくさん。これらのことを毎日(出来ない場合は曜日を決める)行うように、ルーティンを決めます。小学校の頃の時間割を思い出しましょう。

② 自然を意識する

人間のリズムは自然のそれと同じサイクルです。
陽が昇ったら活動を活発にして、陽が落ちたら活動を落ち着かせていきます。夜に寝ましょう。朝の自然を眺めるのも良いかもしれません。空を眺める、鳥を見る、川の流れを見る、風を感じる、花を見るなど、5分でも10分でもそのような時間を作って、自分が地球に住んでいる感覚を取り戻しましょう。

③ 知識を増やす

考え方を多様にするために、知識を増やしましょう。
本、新聞、インターネット、情報はどこにでも転がっています。大切なことは偏った思考の情報は避けること。そのような情報を見つけた場合は、その裏側も知ること。たくさんの知識は、たくさんの人間の視点と感覚を手に入れることに等しいのです。

④ 選択をする

自分の知識を統合して、選択しましょう。
商品を手に取って、この商品はどういう意味があるのだろうか、自然と調和しているものだろうか、と考えましょう。この行動は、知識のアウトプットとなり、気付いた時には、仕事やお金に対しての価値観をも変える効果があります。お互いに生かしあう関係を自分のルーティンに加えていきましょう。

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生きる

生きるための活動は、自分という器を大きく成長させます。

自分の成長は、組織の成長に、
組織の成長は、地域の、
地域の成長は、社会の、
社会の成長は、国の、
国の成長は、世界の、
世界の成長は、地球の、
地球の成長は、宇宙の、
そして、宇宙の成長は、自分の成長に繋がります。

記事一覧

槐 木所亮介

東京動物専門学校卒業後、ハリウッドの動物プロダクションに就職。その後、大阪や神戸のテーマパーク施設でショーを手掛け、芸能プロダクションで俳優業を行う。現在は、忘れ去られてしまった「古来の日本人の質感」を現代に活かす為の活動を主としている。 修験者(山伏)、陰陽家、アニマルトレーナー、脚本家、演出家、...

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