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誰かにネガティブになった時はパラダイムシフトの考え方をしてみる

こんにちは、えんじゅです。

皆さんは、他人の行動や周囲で起こっている物事に対して、どうしてもネガティブな気持ちになってしまうことはありませんか?

そんな時におすすめな方法が「自分の次元を上昇させる」というもの。

「次元上昇」

かなりスピリチュアル要素を強く感じるパワーワードで、一見すると意味が分かりそうで、その実態はよく分かりませんね。

しかし、要素を少しずつ分解してみれば、意外と分かりやすいものなのです。

そもそも次元とは?

まず、次元という言葉をwikipediaで調べてみるとこのように出てきます。

空間の広がりをあらわす一つの指標である。座標が導入された空間ではその自由度を変数の組の大きさとして表現することができることから、要素の数・自由度として捉えることができ、数学や計算機において要素の配列の長さを指して次元ということもある。自然科学においては、物理量の自由度として考えられる要素の度合いを言い、物理的単位の種類を記述するのに用いられる。

分かりやすく言うと、軸の数のことを表します。

0次元 軸の数0 点
1次元 軸の数1 線(点と点を結ぶ)
2次元 軸の数2 平面(線と線を結ぶ)
3次元 軸の数3 立体(平面と平面を結ぶ)

ここまでが私たちの物理世界なので、頭で理解が出来る範囲と思いますが、4次元以上となると脳の処理が追い付かなくなってきます。

4次元 軸の数4 正多胞体(立体と立体を結ぶ)

動いている画像で見るとこういうことになります。

お分かりいただけますか?
立体の中に立体が内包されています。
これは「四次元超立方体」とも言われています。

私たちの住む世界は、3次元の立体の世界です。

つまり、4次元になると、

立方体の中に立方体が内包される
(世界の中に世界が内包される)

ということになります。

そしてそれ以上の次元となると、これらの超立方体同士が更に結びついて・・・ということになり、もはや我々3次元の脳では全く理解が及ばないところへと行ってしまいます。

次元が高いとはどういうことか?

さて、先述した通り、4次元は立方体の中に立方体が内包された世界です。

それはつまり、世界の中に世界が内包された世界となります。

私たちは皆、同じ世界を生きていますが、生まれの環境や境遇、人間関係、さらには脳、心の感じ方、精神状態など、一人として全く同じ状態の人間は居ません。

私たち一人ひとりは、それぞれ違う世界から、この現実を見ています。

この状態こそが、世界に内包された世界とも言えるわけですね。

そして更に、この相手の世界(4次元世界)と自分の世界(4次元世界)を結び繋げることで、5次元以上の状態になることが出来るということです。

あなたの価値観は、あなたの世界だけのもの

では、理屈が分かったとして、実際にどうすれば良いのか?

ある一つの現象に対して、どのように感じ、どのように判断し、どのように対処するかは、その人の物差し次第でどうにでもなります。

物差しとは、その人の世界にある基準のこと。

あなたも自分の世界の基準で物事を測っています。

大切なことは、その物差しが、国、時代、民族、風俗が違えば、良しとされるラインが変わるということ。

例えば、離婚が犯罪になる時間空間があれば、一夫多妻制が認められている時間空間もあります。

さて、冒頭の質問に戻ります。

「他人の行動や周囲で起こっている物事に対して、どうしてもネガティブな気持ちになってしまう」

さあ、多次元の話をした今ならば、対処法が見えてきませんか?

他人の行動は、その人の世界の中で起きている何か。

あなたが、その方が「何か理由があってそうしている」ことをリアルに想像して体感し、理解することで、その人の世界を内包することが出来ます。

そうすることで、その人が自分にとって良い状態になるということはないかもしれません。低次元から高次元へのアクセスは出来ないように、その人はこちらを理解できないかもしれません。

しかし、あなた自身がその人に対する感じ方が変わるはずです。

その上で、合う合わないはあると思いますが、そこから先は「あなたがどのような世界を望むのか」という別の話になってくるので、詳しくはここでは止めておきましょう。

パラダイムシフト

さて、相手のバックボーンをイメージして相手の世界を見てみると、自分自身が物事をよりたくさんの要素で捉えることが出来る状態になります。

相手の境遇を想像してみると、「何かつらいことがあるのかもしれない」、「自信がないからかもしれない」、「孤独が怖いのかも」など、様々なネガティブ要素からの行動と見て取れるかもしれません。

このように、世界を世界で内包し続け、6次元、7次元と、多次元的に物事を捉える状態が、物理の世界で云う次元上昇となります。

また、行動・思想の点から「パラダイムシフト」とも言います。

パラダイムシフトとは、

その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化すること。

広義には、

「発想の転換」や「見方を変える」、「固定観念を捨てろ」、「常識を疑え」などから始まり「斬新なアイディアにより時代が大きく動くこと」まで、さまざまな意味で使われている。

天動説から地動説に変わった際、様々な議論が交わされました。

天と地がひっくり返るなんてとんでもないことですが、実際にそれは起こりました。

相手の境遇を想像してみると、自分の理解が及ばないくらいの差があるかもしれませんが、今までの天動説は悪だったなどの善悪は全く関係ないように、世界にはたくさんの世界が折り畳まれている、ということをリアルに実感してみてください。

その内包された世界のいくつかに、あなたと他人とが同じ世界である次元の重なりがあるはずです。

その世界が素晴らしい共感を生み、世界がより美しいポータルで繋がることが出来れば、真の意味での高次元社会が現れることでしょう。

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槐 木所亮介

東京動物専門学校卒業後、ハリウッドの動物プロダクションに就職。その後、大阪や神戸のテーマパーク施設でショーを手掛け、芸能プロダクションで俳優業を行う。現在は、忘れ去られてしまった「古来の日本人の質感」を現代に活かす為の活動を主としている。 修験者(山伏)、陰陽家、アニマルトレーナー、脚本家、演出家、...

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